村上龍さん追悼/時代を予感していた1997年12月のインタビュー
小説家の村上龍さんが亡くなった。ちょうど私の早稲田の学生時代(1984~88年)は、村上春樹さんとともに「ダブル村上」の時代。学生はみんな誰もが読んでいた。そんな〝憧れ〟の人に会うことになったのは1997年12月のことだった。
大鹿 靖明
2026.11.01
読者限定
この仕事をしていると、子供のころや学生時代に畏敬の念を抱いていた人にインタビューをする機会に恵まれることがある。
振り出しの青森支局時代、津軽三味線の高橋竹山さんに取材依頼の電話をしたところ、「いまから来なさい」と自宅に来るように命じられて、慌てて平内町のご自宅に向かったことがあったし、津軽出身の太宰治に関連した取材で吉本隆明さんにインタビューする機会もあった。AERA編集部にいたころには、ソフト・マシーンのメンバーだったカール・ジェンキンスにインタビューしたこともある(彼が在籍時代のLP『収束』を持参し、サインしてもらった)。
そうした一つが村上龍さんへのインタビューだった。