KADOKAWAの悲劇④/日の丸プラットフォーム
角川歴彦が〝黒船襲来〟で考えた対抗策が自らプラットフォーマーとなることだった。それが「ブックウォーカー」である。
大鹿 靖明
2026.08.21
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角川グループホールディングス(後のKADOKAWA、本稿では頻繁なグループ再編に伴う社名変更が煩わしいので以下、角川で表記を統一)は2010年、旧角川書店などグループの書籍コンテンツを集めて「ブックウォーカー」という電子書籍配信サービスを始めた。週刊誌を1冊買う程度の定額の月額少額課金で様々な書籍が読み放題となるサービスだった。
ラノベとマンガのプラットフォーム 「ブックウォーカー」の誕生
角川の呼びかけに対して、当初は講談社や集英社、小学館など他の出版社は乗ってこなかったが、ブックウォーカーがスタートして間もなく好調な滑り出しを見せると目の色が変わった。