〇月〇日、区長になった女の「それから」③/ちょっと違和感
岸本聡子の区長選の最中、支援者の間には「ちょっと違和感」を感じた人がいました。一方、当選の報を聞いた区役所幹部は彼女の公約を見て、こちらは強い違和感を覚えたのでした。
大鹿 靖明
2026.05.12
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岸本聡子が僅差とはいえ現職の田中良という強敵を相手に杉並区長選で当選できたのは、立憲民主党、共産党など国政野党と市民運動との共闘のたまものだった。立憲民主党の吉田晴美が自民党の石原伸晃を破った2021年の衆院選の余韻があったとはいえ、岸本の選挙をきっかけに初めて市民運動や選挙ボランティアに携わった人は少なくなかった。そういう点では彼女は〝杉並革命〟の触媒だった。
阿佐ヶ谷に住む元広告会社勤務男性もその一人。
子供の通う区立杉並第一小学校の建て替え問題をきっかけに区政に関心に持ち、阿佐ヶ谷の駅前再開発に疑問を持った。50代も後半にさしかかって人生初めて選挙の手伝いをした。彼女の支持を呼び掛けるチラシやビラを1日500件~600件ほど歩いてポスティングして回ったという。